Ghost like girlfriend

TestifyColumn

2018.8.23.PM17:27

土曜日に東京へと帰って来た。
次の日にはライブリハをやって、それ以降は自宅やリハスタで色々やっていたらいつの間にか木曜日になっていた事にさっき気付いて、急いで今これを書き始めた。
やっぱりこっちとあっちでは時間の流れが違うんじゃないかなと思う。

良くも悪くも時が経ったな、と思う帰省になった。
いつも実家では終始ぐうたらしている自分も部屋でチマチマと編曲していたし、我が家で一番太っていた飼い猫のプリンは歯槽膿漏を起こして今や一番やせ細ってしまった。
4年前にはまだ小さなライブハウスでしか聴けなかったバンドの音楽が死ぬほどラジオから流れていたし、CDショップの試聴機には自分のCDが置かれてあった。

4年前初めてCDを出す事になった時、当時の事務所のスタッフに資料と試聴盤を渡されて「お店のバイヤーさんに渡して来て」と言われて都内の主要店舗幾つかとタワーレコード神戸店へ渡しに行った。
約束の時間に渡しに行ったは良いものの、言わばそれは営業だからどんな話をすれば良いか分からなくて終始上手く話せなかった。
「とにかく良いから聴いてください」。
それだけで良いんだろうけど、それを言える自信もなくて、結局わざわざ割いてもらった時間に戸惑わせてしまうだけだった。

そんな中で一番会話として成立していたのが神戸店のバイヤーさんとのやり取りだった。
淡路島出身という事でその話をしたり、伝えようとした事の多くを伝える事が出来た。

そこから一ヶ月と少ししてCDが発売され、店着日に母からラインが届いた。
添付されていた写真を見ると、CD棚の上に自分のパネルが置いてあった。
それを見て凄く嬉しくなったのを覚えている。
「次は試聴機に入れてもらえるように頑張ろう」と決めて、そこから4年経ってようやく叶った。
叶った事の嬉しさもそうだけど、そう決めてから4年も経っていた事への驚きも大きかった。
あっという間過ぎる。
やってる事は4年前も今も全然変わらないのに、見られる景色が少しずつ増えてくのは不思議だなと考えながらも、写真を撮ってその場を後にした。

帰ってきてからも時折ふと考えていたけど、続けてきた特権なんだなという考えに落ち着いた。
もっと言うとログインボーナスというか。
才能ある・ないとか向いてる・向いてないじゃなくて、取り敢えず毎日何かしらでそこに居ましたって事へのご褒美として、たまに欲しかった景色や確かめたかった手触りをもらえているのかもしれないと思った。

物凄く手応えある渾身の一発を出しても、それ一個で欲しいもの全て手に入らないのは、単純に日数が足りてないから。なのかもしれない。
毎日コツコツといつかの褒美をよそ目に楽しんだ方が良さそうだと思った。

実家にいた中学や高校の頃、今思えばネットよりもリビングに妹がほったらかしていた雑誌で何かを知る事の方が多かった。
ジャニーズ系のアイドル雑誌かファッション誌。

ファッション誌の小さな音楽コーナーでBase Ball Bearや星野源さん、今でもCDを買ったりライブへ行くミュージシャンを知ったし、アイドル誌で知った事から一番最初に音楽として聴き始めたミュージシャンはKinki Kidsの堂本剛さんだった。
初めて行ったライブも妹の付き添いとして行ったHey!Say!JUMPのコンサートだった。

どちらもティーン向けの雑誌という事で同世代の人たちのインタビューが主で、「こんな人たちがいるんだ」と思いながら読んでいた。

先日YouTubeの関連動画でSixTONESというジャニーズJr.のグループの動画が出てきた。
サムネイルを見た瞬間に「10年前に妹の雑誌で見た人だ」とすぐにピンときた。
すぐに観てみると声の重なりが凄く綺麗で、こんな人たちがいるんだと高鳴った。

メンバーがそれぞれ自分と同い年か1~2個しか変わらないと完全に同世代で、全員に見覚えがあった。
色々調べると紆余曲折があった上での今だそうで、本当におこがましいと思いつつも自分と重ねて色々思ったりした。

そういう背景を微々たるものながら得て見ているからバイアスが掛かっているかもしれないけど、たくましく見える。
続ける事の大事さを勝手ながらここからも汲み取らせてもらったし、次に何が待ち受けるのかを少しだけ、ほんの少しだけ期待しながら続けようと思う。

2018.8.23.PM18:52

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