Ghost like girlfriend

TestifyColumn

2018.9.13.PM13:47

Ghost like girlfriendを始めてから、レコーディングが近づくといつもあちらこちらから不幸せが押し寄せてくる。
不幸せというか、色んな疑問だったり嫌な気分だったり。
曲が出来上がらない悩みを超えて、出来上がってきた時にとても幸せな気持ちに段々なってくんだけれど、それ一個で過ごさせまいとバランスを取るようにやってくる。

新しい不幸せが無くたって、たとえ幸せの絶頂に居たとしても一瞬で落ち込みきれる術が、俺にはもうありあまる程ある。
術というか、治しようもない傷跡が。
街中でのふとした匂いだったり、TVで流れたCMの音楽だったり、何気ないものがきっかけとなって心の嫌な部分だけタイムスリップしてダウンする事がしょっちゅうある。
そんなものが只でさえ多いのに、これでもかとまだ増えていく事に疲れてしまいそうになる。

音楽を始めた理由は幾つかあるけど、その内の大きな一つとして幸せになりたかったというのがある。
もっと言うと愛されたい気持ちがあった。
そうして始めた音楽を通して出会う人の中には「幸せになるとものが作れなくなる」と言う人が沢山居る。
まるで幸せになるなと言うように。

只、そうやって言う人は皆決まって幸せであり続けられている。
もっと言えばものを作らない。
こっちは生まれつきの癖と、7年と短いながらも曲を作ってきた頭は不幸せを見つける力と探そうと嗅ぎ回る仕上がりになっているから、そう簡単に幸せには浸かれなくなってしまっている。
だし、幸せだからこそ書ける楽曲もあるし作りたい。
だから幸せが欲しいと言ってもなかなか伝わらなくて困ってしまう。

今朝方に観た「高嶺の花」というドラマが面白かった。
より良い作品を生み続ける為に自分の気持ちを無い事にしてまで孤高を、というか一人を苦しみながら選ぼうとし続けたものの、最終的には何かを愛する気持ちやその幸せを以って作品を作れる事に気付いたって話で。
いつかそうなれれば良いなと思いながらラストシーンを観ていた。

幸せになろうと、満たされようとずっと願いながら曲を書いている。
不幸せであり続けようなんて思ってもいないけど、残念ながら今はまだ幸せとは遠いところに居る。

明々後日の日曜日からレコーディングが始まる。
少しでも幸せになれるように、不幸せから抜け出せるように、というか何ならもはや幸せとか不幸せとかそんなの気にならない領域までのめり込めるように、今出来る事全てを注ぎ切りたいと思う。

毎週毎週、決して明るくはない心内を綴って申し訳ない。
只、このTestifyを以って次作を聴くと色々とまた感じるものがあるだろうから、読みたいと言ってくれる人は引き続き付き合ってやってください。

「高嶺の花」の脚本家の野島伸司さんが好きで。
その人が22年前に脚本を書いた「未成年」というドラマが中学の頃から繰り返し観ている位に一番好きなドラマで。
この作品も決して明るくはないけれどいつも色んな気持ちを作ったり思い出させてくれるから、興味がもし出たなら調べたり観てみて欲しい。

2018.9.13.PM14:57

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